銀の竜と、ひだまりの乙女

■ あらすじ

数百年をひとりで生きてきた銀竜エリアンは、ある日、山間の小さな村に降り立った——人間の姿をまとって。

力加減も知らない。常識も知らない。季節の挨拶も、お茶の淹れ方も、誰かと食卓を囲むことの意味も。
それでも薬草師の少女クラリスは、この不器用すぎる青年を怖がらず、呆れながらも隣に居続けた。

怪力で正体がバレかける護衛の日も、初めての手料理にぎこちなく涙した夜も、流れ星の下で言葉にならない想いを交わした祭りの夜も——ひとつずつ、竜は人のぬくもりを知っていく。

これは、最強でありながら何も持たなかった竜と、何も持たないけれどすべてを差し出す少女の、不器用であたたかい恋の物語。

■ 作品情報

ジャンル:ファンタジー/ラブストーリー
形式:オリジナル小説(全5話・完結済み)
タグ:異種族、竜、薬草師、ファンタジー、恋愛、オリジナル

オリジナル小説

第一話:君の隣に降り立つために

数百年を生きる最強の銀竜エリアンが、山里の少女クラリスに会うため人間の姿に擬態する。だが力加減も常識も知らない竜は空回りばかり。不器用すぎる竜と心優しい少女の、可笑しくて温かい恋の始まり。
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第二話:お茶会と、不器用な仕返し

クラリスの家でお茶会に招かれたエリアン。お礼に伝説の宝石を差し出すも、見返りを求めない彼女の善意に自分の浅さを知る。竜の常識と人間のやさしさがすれ違う、不器用で愛おしい第二話。
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第三話:不器用な騎士と、迫る影

薬草摘みの護衛を買って出たエリアンだが、張り切りすぎて怪力で魔獣を吹き飛ばし正体バレの危機。「秘伝の呼吸法です」と苦しい言い訳を重ねる竜と、信じてあげるクラリスの絆が深まる。
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第四話:初めてのぬくもり、初めての味

クラリスの手料理を初めて口にしたエリアンは、その温かさに涙を流す。一緒に食器を洗う照れくさいひとときの中で、数百年孤独だった竜が「人のぬくもり」を知っていく、心温まる第四話。
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第五話:お祭りと、初めての約束

年に一度の「星紡ぎの祭り」に誘われたエリアン。初めてのデートに戸惑いながらも、流星群の夜空の下で「何度でもお前の元へ来る」と誓う。不器用な銀竜が贈る、まっすぐな愛の約束。