銀の竜と、ひだまりの乙女

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第五話:お祭りと、初めての約束

あの甘酸っぱくも心臓に悪い「皿洗い」の夜から数日。エリアンは完全に、クラリスの家の「常連」と化していた。毎日のように人間の姿に擬態しては、薪割りを(手加減しすぎて逆に時間がかかりながらも)手伝ったり、遠くの街の珍しい果物(懐の宝物庫から空間...
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第四話:初めてのぬくもり、初めての味

クラリスの小さな家に帰ってきた二人は、さっそく夕食の支度に取りかかった。といっても、料理の経験など微塵もないエリアンは、椅子の座面を壊さないように慎重に腰掛け、調理場に立つクラリスの背中をじっと見つめることしかできない。コトコトと小気味よい...
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第三話:不器用な騎士と、迫る影

クラリスと約束した、裏山への薬草摘みの日がやってきた。「護衛」という大役を任されたエリアンは、この日も凄まじく張り切っていた。なにせ、愛する少女を不届きな魔獣から守る大チャンスなのだ。彼は人間に擬態した姿のまま、クラリスの家の前で彼女を待っ...
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第二話:お茶会と、不器用な仕返し

クラリスと「明日、また会う」という約束を交わした翌日。エリアンは、人生(竜生)で初めて「待ち遠しくて夜も眠れない」という経験をしていた。日の出とともに飛び起き、人間に擬態した彼は、約束の時間の実に3時間前にはクラリスの家の見える丘に到着して...
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第一話:君の隣に降り立つために

数百年を生きる誇り高き銀竜の生き残り、エリアン。人間を「弱く儚い生き物」と見下していたはずの彼が今、人里離れた山の岩陰で、必死にある「術」を行使しようとしていた。巨大な翼を畳み、天を突くような巨体を、ぐっと凝縮していく。おぞましいほどの魔力...