オリジナル小説 冬の灯 港町に初雪が降った日、彼女は古びた時計店の扉を押した。潮風にさらされた看板は文字も薄れ、店先には誰も足を止めない。それでも店の奥では、無数の時計が規則正しく時を刻んでいた。カウンターの向こうにいた青年は顔を上げると、少し驚いたように目を見開... 2026.06.06 オリジナル小説冬の灯【完結】